OneRepublic - Beautiful Colors - from Kaiju No. 8 [Official Music Video]

楽曲情報と解説:美しい色彩の発見

楽曲情報

  • 曲名: Beautiful Colors (美しい色彩)
  • アーティスト名: OneRepublic (ワンリパブリック)
  • リリース日: 2025年7月25日
  • プロデューサー: Brent Kutzle
  • タイアップ: アニメ『怪獣8号』シーズン2 エンディングテーマ

テーマとメッセージ:自己肯定と解放

  • 自己認識と他者の視点: 歌詞の核心は、ヴァース1とコーラスにあります。「All of the voices tell you lies」(すべての声が君に嘘をつく)中で、主人公は自分を「black and white」(白黒)の存在だと思い込んでいます。しかし、語り手(歌い手)は「But I can see behind your eyes」(君の瞳の奥を見ることができる)と述べ、相手が自覚していない「Beautiful Colors」を見つけ出します。
  • 隠された光と燃える情熱: 「You try to hide undercover / But I see a light that's burnin' through」(君は隠れようとするが / 燃え抜ける光が見える)という部分は、才能や情熱が抑圧されていても、それは内側から輝きを放っているというメッセージを強調しています。
  • 偽りの声と真実の言葉: ヴァース2では、主人公の周りにいる「vultures」(ハゲタカ=悪意ある人々)の言葉を無視し、「Your words are like a bullet, let 'em ricochet」(彼らの言葉は弾丸のようだ、跳ね返させてしまえ)と、ネガティブな言葉に対する防御と反撃を促しています。
  • 自己喪失からの脱却: 「You've been trying to numb it all out, fading into the crowd」(君は全てを麻痺させ、群衆の中に消えようとしてきた)という描写は、主人公が自己肯定感の低さから逃避しようとしてきた過去を示していますが、最後は「But I see you now」(でも今、僕は君が見える)と、真実の自己発見の瞬間で終わります。

OneRepublic「Beautiful Colors」:見出される内なる輝きと制作秘話

「Beautiful Colors」は、OneRepublicが2026年2月にリリースを予定している通算7作目のスタジオアルバムからのリードシングルであり、人気アニメシリーズ『怪獣8号』のシーズン2エンディングテーマとして使用される楽曲です。この曲は、バンドが18年間所属したInterscope Recordsを離れ、BMGに移籍してから初めてリリースする作品でもあります。

この楽曲は、2025年7月19日にシーズン2が放送開始となる『怪獣8号』の予告編で初めて公開され、音源自体は2025年7月25日にストリーミングプラットフォームでリリースされます。

ライアン・テダーが語る楽曲のテーマ

フロントマンのライアン・テダーは、この曲について次のように語っています。

It’s about seeing something inside someone else that they cannot see themselves, which I think is a lot of us out there.

和訳すると、「この曲は、他人の内側にある、彼ら自身では見ることのできない何かを見ることについて歌っています。それは、多くの人たちに当てはまることだと思います」となります。このメッセージは、自己肯定感に苦しむ人々の内なる美しさを見出そうとする楽曲のテーマを明確に示しています。

『怪獣8号』との連携と制作の経緯

ライアン・テダーは、このアニメとのコラボレーションの経緯についても詳細に語っています。

彼によると、2022年か2023年頃に日本のレーベル(Universal Music Japan Group)から、メンバーがマンガやアニメのファンかどうかという打診があったのが始まりです。テダー自身、90年代にアニメブームの中で育ち、漫画家になりたいとさえ思っていたこと、そしてバンドメンバーの数名が熱心な『怪獣8号』の読者であったため、バンドはすぐに興味を示しました。

その後、『怪獣8号』チームがロサンゼルスでのコンサート後に面会を希望し、アニメーションの映像を見せられたことで、バンドは「Yes, let’s do it.」と即座に決定。複数の曲を提出して他の国内外のアーティストと競合した結果、シーズン1のエンディングテーマとして「Nobody」が選ばれました。その後、スペシャルエピソード「ホシナの休日」のエンディングテーマ「Invincible」に続き、「Beautiful Colors」はシーズン2の公式エンディングテーマとして書き下ろされました。





歌詞と和訳:Beautiful Colors

[Verse 1]
All of the voices tell you lies
While you're in the shadows building castles in the sky
Feels like you won't ever find
What you want when your world is only black and white
But I can see behind your eyes

すべての声が君に嘘をつく
君が影の中にいて、空中に城を築いている間に
見つからないように感じるだろう、決して
君の世界が白黒だけになった時、欲しいものが
でも、僕は君の瞳の奥を見ることができる

[Chorus]
All your beautiful colors
All of the shades you never knew
You try to hide undercover
But I see a light that's burnin' through
Yeah, I can see your
Colors
Beautiful colors

君の持つすべての美しい色彩を
君が知らなかったすべての陰影を
君は隠れようとする、密かに
でも、僕は燃え抜ける光を見る
ああ、僕には君の色彩が見える
美しい色彩が

[Verse 2]
Know that you're running out of days tryna find something that moves you
Yeah, vultures circling around, now they're singing hallelujah
Yeah, they talking but they really ain't got much to say
Your words are like a bullet, let 'em ricochet
You've been trying to numb it all out, fading into the crowd
But I see you now

何か君の心を動かすものを見つけようとして、もう残り時間がないことを知っているだろう
ああ、ハゲタカたちが周りを旋回している、今彼らはハレルヤを歌っている
ああ、彼らは話しているが、実際には言うべきことは多くない
君の言葉は弾丸のようなものだ、跳ね返させてしまえ
君はすべてを麻痺させようとし、群衆の中に消えようとしてきた
でも今、僕には君が見える

[Chorus]
All your beautiful colors
All of the shades you never knew
You try to hide undercover
But I see a light that's burnin' through
Yeah, I can see your
Colors
Beautiful colors

君の持つすべての美しい色彩を
君が知らなかったすべての陰影を
君は隠れようとする、密かに
でも、僕は燃え抜ける光を見る
ああ、僕には君の色彩が見える
美しい色彩が

[Outro]
Colors, colors
Colors, colors

色彩、色彩
色彩、色彩


歌詞中に出てきた英単語・英文法の解説

英単語および表現の解説

  • voices: 「声」。ここでは、内なる不安や、周囲の批判的・否定的な意見といったネガティブな声の比喩。
  • building castles in the sky: 「空中に城を築く」。非現実的な夢や、手の届かない理想を追い求めることの比喩。
  • black and white: 「白黒」。単調、味気ない、極端で曖昧さがないといった、主人公が抱く自己のイメージ(不完全さ)を表します。
  • shades you never knew: 「君が知らなかった陰影」。自分自身の多面性、深み、あるいはまだ発見されていない才能や感情を指します。
  • undercover: 「密かに」「隠れて」。本当の自分を隠そうとしている状態を表します。
  • burnin' through: burning through の短縮形。「燃え抜ける」「突き抜ける」。抑えられないほどの強い情熱や本質的な輝きを指します。
  • tryna find: trying to find の短縮形。「〜を見つけようと試みている」という意味の口語表現。
  • vultures: 「ハゲタカ」。ここでは、人の弱みにつけ込む、悪意ある人々(批判者、利用しようとする者)の比喩。
  • ricochet: 「跳ね返る」「跳弾する」。ネガティブな言葉を自分に向けずに、跳ね返して無視するという行動を促しています。
  • numb it all out: 「すべてを麻痺させる」。感情や痛みを意識しないようにすること(逃避行動)を意味します。
  • fading into the crowd: 「群衆の中に消えていく」。個性を失い、目立たないように振る舞うことで、自己の存在を希薄にしようとすること。

英文法の解説

  • All of the voices tell you lies: tell はここでは「嘘をつく」という動詞として使用されています。
  • While you're in the shadows building castles: While は「〜している間」。building は現在分詞として、you are building の are が省略された形か、同時に行われている動作を表しています。
  • Feels like you won't ever find...: Feels like は「〜のように感じる」という口語表現。won't ever find は will not ever find の短縮形で、「決して見つけられないだろう」という強い否定の未来を示しています。
  • something that moves you: 関係代名詞 that が先行詞 something を修飾。「君の心を動かすもの」という意味。
  • they really ain't got much to say: ain't got much は have not got much の口語表現。「言うべきことがほとんどない」という、内容の薄さを強調しています。
  • let 'em ricochet: let + O + 動詞の原形 の構文(使役動詞)。’em は them の短縮形で、ここでは「彼ら(vultures)の言葉」を指します。「それらを跳ね返させてしまえ」という命令形です。
  • You've been trying to numb: 現在完了進行形。「(過去から今にかけて)ずっと麻痺させようと試みてきた」という、継続的な努力や行為を表しています。