Fade Away (Demo)

Fade Away (Demo) / Oasis - フェイド・アウェイ(デモ) / オアシス の歌詞日本語訳です。

楽曲の解説

「Fade Away」は、Oasis初期のデモ音源であり、アルバム『Definitely Maybe』のデラックス版に収録されています。この曲は、彼らの代表曲に共通するノスタルジー若者の失望というテーマを最も率直に、そして感傷的に表現しています。

曲のテーマは、「子供の頃に抱いた無限の可能性が、大人になるにつれてしぼんでいく」という普遍的な経験です。

Verse 1では、過去と現在が対比されます。かつては「I thought I had my own key(自分の鍵を持っていると思っていた)」と、人生の目標と進路を確信していましたが、今は「You've boarded up every door(お前が全てのドアに板を打ち付けた)」と、自分の進むべき道が全て塞がれてしまったと感じています。これは、世界に対する若者の幻滅と閉塞感を象徴しています。

最も重要なメッセージは、プレ・コーラスの最後の行に集約されています。
「We only get what we will settle for」
これは、「俺たちは、妥協して受け入れるものしか手に入らない」という意味です。かつて望んだ大きな夢ではなく、現実的な生活の中で諦めて受け入れたものだけが、自分たちの手元に残るという、非常に辛辣な真実を突きつけます。

Chorusは、この曲のメインテーマを力強く繰り返します。「The dreams we have as children fade away while we're living」。生きているまさにその最中に、子供の頃の夢は消え去っていく、という、生と喪失の同時進行が強調されています。

Verse 2では、この現実を受け入れた上で、「Dream it while you can(夢を見られるうちに見ておけ)」と、聴衆への警告とも取れるメッセージを送っています。これは、彼らが初期のインタビューやライブで一貫して示していた、現状に満足しない若者の反骨精神を体現した楽曲と言えます。





歌詞と和訳

[Verse 1]

When I was young I thought I had my own key
I knew exactly what I wanted to be
Now I'm sure
You've boarded up every door
Lived in a bubble, days were never ending
Was not concerned about what life was sending
Fantasy was real
Now I know much about the way I feel

若かった頃、僕は自分の鍵を持っていると思っていた
自分が何になりたいのか正確に分かっていた
今、僕には確信がある
お前が全てのドアに板を打ち付けたんだと
泡の中で生きていた、日々は終わることがなかった
人生が何を送りつけてくるかなんて気にもしなかった
ファンタジーが現実だったんだ
今じゃ、自分の気持ちについてよく分かっている

[Pre-Chorus]

I'll paint you the picture
'Cause I don't think you live 'round here no more
I've never even seen the key to the door
We only get what we will settle for

お前にその光景を描いて見せてやろう
だってもうお前はこの辺りに住んでいないと思うから
僕はドアの鍵すら見たことがない
俺たちはただ、諦めて受け入れるものしか手に入らない

[Chorus]

While we're living
The dreams we have as children fade away
While we're living
The dreams we have as children fade away
While we're living
The dreams we have as children fade away
While we're living
The dreams we have as children fade away

俺たちが生きている間に
子供の頃に抱いた夢は消え去っていく
俺たちが生きている間に
子供の頃に抱いた夢は消え去っていく
俺たちが生きている間に
子供の頃に抱いた夢は消え去っていく
俺たちが生きている間に
子供の頃に抱いた夢は消え去っていく

[Post-Chorus]

Away, away
They fade away
Away, away

消え去っていく、消え去っていく
それらは消え去っていく
消え去っていく、消え去っていく

[Verse 2]

Now my life has turned another corner
I think it's only best that I should warn you
Dream it while you can
Maybe someday I'll make you understand

今、僕の人生は別の角を曲がった
君に警告しておくのが一番だと思うんだ
夢を見られるうちに見ておけ
たぶん、いつか君に理解させてやれるだろう

[Pre-Chorus]

I'll paint you the picture
'Cause I don't think you live 'round here no more
I've never even seen the key to the door
We only get what we will settle for

お前にその光景を描いて見せてやろう
だってもうお前はこの辺りに住んでいないと思うから
僕はドアの鍵すら見たことがない
俺たちはただ、諦めて受け入れるものしか手に入らない

[Chorus]

While we're living
The dreams we have as children fade away
While we're living
The dreams we have as children fade away
While we're living
The dreams we have as children fade away
While we're living
The dreams we have as children fade away

俺たちが生きている間に
子供の頃に抱いた夢は消え去っていく
俺たちが生きている間に
子供の頃に抱いた夢は消え去っていく
俺たちが生きている間に
子供の頃に抱いた夢は消え去っていく
俺たちが生きている間に
子供の頃に抱いた夢は消え去っていく

[Post-Chorus]

Away, away
They fade away
Away, away
They fade away
Away, away
They fade away
Away, away

消え去っていく、消え去っていく
それらは消え去っていく
消え去っていく、消え去っていく
それらは消え去っていく
消え去っていく、消え去っていく
それらは消え去っていく
消え去っていく、消え去っていく

英単語の解説

1. key

意味:
「鍵」。この歌詞では、人生の目標や進むべき道への「突破口」「手がかり」といった抽象的な意味で使われています。

例文:
Studying hard is the key to success.
(熱心に勉強することが成功へのです。)

文法ポイント:
「key」は名詞で、ここでは「my own key(自分自身の鍵)」として、自分で人生を切り開く力を象徴しています。「to success」のように前置詞の「to」を伴って、「〜への鍵」という形で使われることが多いです。


2. exactly

意味:
「正確に」「まさに」という意味の副詞です。何かが少しも間違っていない状態を表します。

例文:
That's exactly what I wanted to say.
(それはまさに私が言いたかったことです。)

文法ポイント:
「exactly」は動詞や形容詞、文全体を強調するために使われます。歌詞では「knew exactly what I wanted to be」として、「何になりたいか」をはっきり知っていた過去の状態を強調しています。


3. sure

意味:
「確信して」「きっと」という意味の形容詞です。「Now I'm sure(今、確信している)」という形で使われています。

例文:
Are you sure you locked the door?
(ドアに鍵をかけたことは確かですか?)

文法ポイント:
主に「be sure」の形で使われ、「be sure that 節」または「be sure of 名詞」の形で、確信している内容を伝えることができます。


4. boarded up

意味:
「板で覆う」「(窓やドアに)板を打ち付ける」という意味の句動詞(動詞と副詞の組み合わせ)です。歌詞では、希望への道が塞がれた状態を表現しています。

例文:
They boarded up the windows before the storm hit.
(嵐が来る前に、彼らは窓を板で覆いました。)

文法ポイント:
「board up」は他動詞句として使われます。この歌詞では過去分詞形「boarded up」が使われ、「You've boarded up every door(あなたは全てのドアに板を打ち付けた)」という現在完了形の一部として、その行為の結果(ドアが閉ざされている状態)が現在も続いていることを示しています。


5. bubble

意味:
「泡」。ここでは「Lived in a bubble(泡の中で生きていた)」とあり、外の世界や現実を知らない、「隔離された快適な空間」を意味します。

例文:
He grew up in a wealthy family, completely protected from the world. He lived in a bubble.
(彼は裕福な家庭で育ち、世間から完全に守られていました。彼はバブルの中に住んでいたのです。)

文法ポイント:
「bubble」は名詞で、このフレーズでは「in a bubble」という前置詞句として使われています。「in」はその中にいる状態、「a」は一つである状態を表しています。


6. concerned

意味:
「心配している」「関心を持っている」という意味の形容詞です。「Was not concerned about...」で「〜について気にしていなかった」となります。

例文:
I am slightly concerned about his health.
(私は彼の健康について少し心配しています。)

文法ポイント:
「be concerned about〜」は「〜について心配している/関心がある」という意味の熟語です。過去形では「was/were concerned about〜」となり、歌詞では否定形の「was not concerned about...」が使われています。


7. sending

意味:
「送る」の現在分詞形です。ここでは「what life was sending(人生が送ってくるもの)」として、「人生がもたらす出来事や運命」を指します。

例文:
The post office is sending a package to your address.
(郵便局があなたの住所に荷物を送っています。)

文法ポイント:
この単語は、過去進行形の「life was sending」として使われています。これは「人生が次から次へと送ってきていた」という、過去の一連の動作や状態を表現しています。


8. picture

意味:
「絵」「写真」です。「I'll paint you the picture(お前にその光景を描いて見せてやろう)」という慣用句で、「状況や情景を言葉で詳しく説明する」という意味で使われます。

例文:
Let me paint you the picture of the chaotic scene.
(その混乱した光景を、あなたに詳しく説明させてください。)

文法ポイント:
「paint the picture」は、直訳の「絵を描く」から派生した比喩的な表現です。未来を表す助動詞「I'll (I will)」と共に使われており、「これから説明してやる」という意図を示しています。


9. fade away

意味:
「徐々に消えていく」「しぼんでいく」という意味の動詞句です。夢や記憶などがゆっくりと薄くなっていく様子を表します。

例文:
The sound of the train began to fade away in the distance.
(電車の音が遠くで徐々に消えていき始めました。)

文法ポイント:
「fade away」は句動詞であり、歌詞では主語が「The dreams」であるため、複数形の動詞としてそのまま使われています。「fade」だけでも「薄れる」という意味ですが、「away」が付くことで「完全に、遠くに消えていく」というニュアンスが強まります。


10. settle for

意味:
「〜で妥協する」「〜で我慢する」という意味の句動詞です。本当はもっと良いものを望んでいたが、仕方なく受け入れるというニュアンスを含みます。

例文:
I couldn't afford the big house, so I had to settle for the small apartment.
(大きな家を買う余裕がなかったので、小さなアパートで妥協しなければなりませんでした。)

文法ポイント:
「settle for 名詞」の形で使われます。歌詞の「We only get what we will settle for」は、関係代名詞のwhat(〜なこと/もの)の後にこの句動詞が続き、「私たちが妥協して受け入れることになるもの」という意味の大きな名詞の塊を作っています。


英文法の解説

1. 仮定法(過去の事実への言及): I thought I had...

意味:
過去の時制で、「〜だと思っていた(でも実際は違った)」という、過去の自分の考えや誤解を表現する際に使われます。

例文:
I thought I had enough time, but the train left early.
(時間があると思っていたが、電車は早く出てしまった。)

文法ポイント:
主節の動詞(thought)が過去形なので、従属節の動詞(had)も過去形(時制の一致)になります。この構文は、過去の認識と現在の現実が異なるという、落胆や皮肉を込めるためによく使われます。


2. 間接疑問文: what I wanted to be

意味:
疑問詞(what, howなど)が文の途中にあり、名詞節として機能する文法です。語順は「疑問詞 + 主語 + 動詞」となります。

例文:
I don't know what he wants to eat.
(彼が何を食べたがっているのか、私は知らない。)

文法ポイント:
このフレーズ全体が動詞「knew」の目的語(〜を知っていた)になっています。間接疑問文の中では疑問詞の後の語順が通常の肯定文と同じになる(倒置しない)のが重要です。


3. 現在完了形(結果・完了): You've boarded up every door

意味:
「have + 過去分詞」で、過去の行為の結果が現在も続いていることを示します。ここでは、ドアを塞いだ結果、今も道が閉ざされた状態であることを示唆しています。

例文:
He has lost his wallet, so he can't buy anything now.
(彼は財布をなくしてしまったので、今はお金が買えません。)

文法ポイント:
現在完了形は過去の動作と現在の状況を結びつけます。この歌詞では、誰か(You)が原因となって自分の道が閉ざされたという、非難めいたニュアンスを込めるために使われています。


4. 句動詞 (Two-word verb): turn off

意味:
動詞(turn)と副詞(off)が組み合わさって、一つの新しい意味(消す)を持つようになったものです。「fade away」も同様の句動詞です。

例文:
Please turn off the light when you leave.
(出かけるときは電気を消してください。)

文法ポイント:
句動詞は非常に多く存在し、動詞と副詞(または前置詞)の組み合わせで意味が変わります。歌詞の「fade away」のように、一つの単語としてまとめて覚えることが重要です。


5. be concerned about

意味:
「〜について心配している/関心がある」という意味の決まった表現(熟語)です。

例文:
She is concerned about the environment.
(彼女は環境問題について関心を持っています。)

文法ポイント:
「be動詞 + 形容詞 + 前置詞」で構成される頻出の表現です。歌詞では過去形の「was not concerned about」が使われており、「昔は無関心だった」という過去の状態を説明しています。


6. 関係代名詞 what (先行詞を含む)

意味:
「〜なこと/もの」という意味で、先行詞(the thing)を内部に含む特殊な関係代名詞です。

例文:
I want to hear what you said.
(あなたが言ったことを聞きたい。)

文法ポイント:
「what」はそれ自体で名詞節(名詞の役割をする節)を作ります。歌詞の「what life was sending」全体が、「人生が送ってきたもの」という名詞の塊として使われています。


7. 助動詞 will の用法(未来の妥協): what we will settle for

意味:
単純な未来を表すwillですが、ここでは「(いずれは)〜することになるだろう」という、運命的な未来や、必然的な結果として妥協する様子を表現しています。

例文:
The price will eventually go down.
(その価格は最終的に下がるだろう。)

文法ポイント:
「will」は単なる未来だけでなく、話し手の強い意志や、避けられない予測を表すことがあります。ここでは「settle for(妥協する)」というネガティブな行為と組み合わさることで、諦めにも似た感情を表現しています。


8. While + 進行形: While we're living

意味:
接続詞「While(〜している間に)」の後ろに現在進行形を続けることで、進行中の行動や状態と、別の出来事(夢が消え去ること)が同時に起きていることを強調します。

例文:
While I was walking, I saw a beautiful bird.
(歩いている間に、美しい鳥を見ました。)

文法ポイント:
この表現により、「生きている」という連続的な時間の中で「夢が消える」という出来事が起こっている、という同時性が強調され、歌詞の切なさが深まっています。


9. 関係代名詞 that/which の省略: The dreams (that) we have as children

意味:
関係代名詞(that/which)が目的語として使われる場合、特に会話や歌詞では省略されることがよくあります。

例文:
This is the book (that) I bought yesterday.
(これは私が昨日買った本です。)

文法ポイント:
「The dreams」を「we have as children」という節(主語+動詞)が後ろから修飾しています。省略された関係代名詞は、「The dreams which/that we have...」という形で補うことができます。


10. turn another corner

意味:
「転機を迎える」「状況が一変する」という意味の慣用表現です。文字通り「別の角を曲がる」=「人生の新たな段階に入る」ことを意味します。

例文:
After the operation, his health finally turned another corner.
(手術後、彼の健康状態はついに好転しました。)

文法ポイント:
「turn」は「曲がる」「変わる」という意味を持つ動詞で、「corner」は「角」や「局面」を意味します。この慣用句は、人生や状況が良い方向へ変化することを示す際によく使われます。


Definitely Maybe (Deluxe Remastered Edition)収録曲

  1. Rock 'n' Roll Star
  2. Shakermaker
  3. Live Forever
  4. Up in the Sky
  5. Columbia
  6. Supersonic
  7. Bring It On Down
  8. Cigarettes & Alcohol
  9. Digsy's Dinner
  10. Slide Away
  11. Married with Children
  12. Columbia (White Label Demo)
  13. Cigarettes & Alcohol (Demo)
  14. Sad Song
  15. I Will Believe (Live)
  16. Take Me Away
  17. Alive (Demo)
  18. D’Yer Wanna Be A Spaceman?
  19. Supersonic (Live)
  20. Up In The Sky (Acoustic)
  21. Cloudburst
  22. Fade Away
  23. Listen Up
  24. I Am The Walrus (Live)
  25. Whatever
  26. (It's Good) To Be Free
  27. Half the World Away
  28. Supersonic (Live At Glasgow Tramshed)
  29. Rock 'N' Roll Star (Demo)
  30. Shakermaker (Live Paris In-Store)
  31. Columbia (Eden Studios Mix)
  32. Cloudburst (Demo)
  33. Strange Thing (Demo)
  34. Live Forever (Live Paris In-Store)
  35. Cigarettes & Alcohol (Live At Manchester Academy)
  36. D'Yer Wanna Be A Spaceman? (Live At Manchester Academy)
  37. Fade Away (Demo)
  38. Take Me Away (Live At Manchester Academy)
  39. Sad Song (Live At Manchester Academy)
  40. Half The World Away (Live, Tokyo Hotel Room)
  41. Digsy's Dinner (Live Paris In-Store)
  42. Married With Children (Demo)
  43. Up In The Sky (Live Paris In-Store)
  44. Whatever (Strings)
  45. Shakermaker (Slide Up Mix)
  46. Bring It On Down (Monnow Valley)