Flashbax (Remastered)
Flashbax / Oasis - フラッシュバックス / オアシス (1998年) の歌詞日本語訳です。
楽曲の解説
"Flashbax" は、1998年にリリースされたシングル「All Around The World」のB面曲として収録されました。この曲は、作曲者であるノエル・ギャラガーが、成功後の倦怠感と過去への回帰をテーマに描いた楽曲です。タイトルが示す通り、孤独だった頃の記憶と、現在の地位(王座)に伴う重圧や退屈を対比させています。
歌詞は全体的に皮肉的なトーンで語られ、成功者となった自身の立場を自嘲しているようにも聞こえます。しかし、「水晶を覗き込むような目」から「ダイナマイト」のような光が輝くという表現は、退屈な日常の中に隠された、爆発的な創造性がまだ存在していることを示唆しています。
歌詞と和訳
[Verse]
I spend my time sitting on the fence with a mate of mineI'm trying to write the line of a story
We believe that everything said is a waste of time
'Cause life is well trod and it bores me
Yeah, yeah, yeah
俺は仲間とフェンスに座って時間を過ごす
物語のセリフを書こうとしているんだ
俺たちは、言われることは全て時間の無駄だと信じている
だって人生は踏み荒らされていて、退屈だから
ああ、そうだ、そうだ
[Pre-Chorus]
In my well paid opinion, these things, they really don't matterBut from my crystal gazing eye
There shines a light like dynamite
高給取りの俺の意見では、これらのことは、本当にどうでもいい
だが、水晶を覗き込む俺の目からは
ダイナマイトのような光が輝いている
[Chorus]
Sitting on a throne will give a bad back to youLiving on my own was like a flashback
To the days when I was lost and lonely
Saying what I said was just a different story
All your lies, man, they still bore me
There's nothing wrong with my world
And these things, they really don't matter now
王座に座っていると、お前は腰を悪くするぞ
一人で生きていた日々は、まるでフラッシュバックのようだった
俺が道に迷い、孤独だった頃の日々への
俺が言ったことは、ただの別の物語だった
お前の全ての嘘は、なあ、まだ俺を飽きさせる
俺の世界には何の問題もない
そしてこれらのことは、今となっては本当にどうでもいい
[Verse]
I spend my time sitting on the fence with a mate of mineI'm trying to write the line of a story
We believe that everything said is a waste of time
'Cause life is well trod and it bores me
Yeah, yeah, yeah
俺は仲間とフェンスに座って時間を過ごす
物語のセリフを書こうとしているんだ
俺たちは、言われることは全て時間の無駄だと信じている
だって人生は踏み荒らされていて、退屈だから
ああ、そうだ、そうだ
[Pre-Chorus]
In my well paid opinion, these things, they really don't matter'Cause from my crystal gazing eye
There shines a light like dynamite
高給取りの俺の意見では、これらのことは、本当にどうでもいい
だって、水晶を覗き込む俺の目からは
ダイナマイトのような光が輝いているから
[Chorus]
Sitting on a throne will give a bad back to youLiving on my own was like a flashback
To the days when I was lost and lonely
Saying what I said was just a different story
All those lies, man, they will bore me
There's nothing wrong in my world
And these things, they really don't matter
These things, they really don't matter now
王座に座っていると、お前は腰を悪くするぞ
一人で生きていた日々は、まるでフラッシュバックのようだった
俺が道に迷い、孤独だった頃の日々への
俺が言ったことは、ただの別の物語だった
あの全ての嘘は、なあ、俺を飽きさせるだろう
俺の世界には何の問題もない
そしてこれらのことは、本当にどうでもいい
これらのことは、今となっては本当にどうでもいい
[Instrumental]
(間奏)
[Chorus]
Sitting on a throne will give a bad back to youLiving on my own was like a flashback
To the days when I was lost and lonely
Saying what I said was just a different story
All your lies, man, they still bore me
There's nothing wrong in my world
And these things, they really don't matter
These things, they really don't matter now
王座に座っていると、お前は腰を悪くするぞ
一人で生きていた日々は、まるでフラッシュバックのようだった
俺が道に迷い、孤独だった頃の日々への
俺が言ったことは、ただの別の物語だった
お前の全ての嘘は、なあ、まだ俺を飽きさせる
俺の世界には何の問題もない
そしてこれらのことは、本当にどうでもいい
これらのことは、今となっては本当にどうでもいい
[Outro]
Don't matter nowDon't matter now
Don't matter now
Don't matter now
Don't matter now
Don't matter now
Don't matter now
Don't matter now
どうでもいいんだ、今となっては
どうでもいいんだ、今となっては
どうでもいいんだ、今となっては
どうでもいいんだ、今となっては
どうでもいいんだ、今となっては
どうでもいいんだ、今となっては
どうでもいいんだ、今となっては
どうでもいいんだ、今となっては
英単語と英文法の解説
初心者の方にも分かりやすいように、優しく詳しく解説をします。英単語の解説
1. Sitting on the fence
意味: 「態度を決めかねる」「中立を保つ」直訳は「フェンスの上に座っている」で、どちら側にも降りずにいることから、どちらの意見にも賛成せず、曖昧な立場をとっている状態を意味するイディオム(慣用句)です。
例文: He is always sitting on the fence when his friends argue. (彼は友達が議論するとき、いつも態度を決めかねている。)
2. Mate of mine
意味: 「私の仲間」「私の友達」a mate は主にイギリス英語で「友達」や「相棒」を意味します。a mate of mine は one of my mates と同じ意味で、「私の友達の一人」を指す、親しい間柄で使われる表現です。
3. Waste of time
意味: 「時間の無駄」waste(無駄にする)と time(時間)の組み合わせです。everything said is a waste of time は、「言われることすべてが時間の無駄だ」という、非常に退屈している状態や皮肉を込めた表現です。
例文: Watching too much TV is a waste of time. (テレビを見すぎると時間の無駄だ。)
4. Well trod
意味: 「踏み荒らされた」「陳腐な」「使い古された」well(よく)と trod(踏むという意味の tread の過去分詞)の組み合わせです。life is well trod は、人生が多くの人に経験され尽くし、新鮮味がないという意味で使われています。
5. Well paid opinion
意味: 「高給取りの意見」well paid(十分に給料をもらっている)という言葉が、opinion(意見)を修飾しています。ここでは、成功者としての自分の意見を皮肉っているニュアンスが含まれています。
6. Crystal gazing eye
意味: 「水晶を覗き込むような目」「未来を見通すような目」crystal gazing は、水晶玉を覗き込んで未来を占うという意味です。ここでは、世界を達観して見つめるような、鋭い視点を比喩しています。
7. Throne
意味: 「王座」「権力の座」Sitting on a throne は直訳で「王座に座る」ですが、ここではトップの地位や成功者の立場を比喩しており、それが bad back(腰痛=重圧や苦痛)をもたらす、と表現しています。
8. Flashback
意味: 「フラッシュバック」「(過去の)回想」文字通り、過去の記憶が鮮明に蘇ることを指します。ここでは、成功した現在から、かつての孤独な時代を思い出す様子を描写しています。
9. Lost and lonely
意味: 「道に迷い、孤独な」lost は「道に迷った、途方に暮れた」を意味し、lonely は「寂しい、孤独な」を意味します。I was lost and lonely は、精神的にも不安定で、人との繋がりがなかった過去の状態を表現しています。
10. Bore me
意味: 「私を退屈させる」bore は「〜を退屈させる」という意味の動詞です。All your lies, man, they still bore me は、「お前の全ての嘘は、まだ俺を退屈させる」という意味で、相手の言動に対してうんざりしていることを示しています。
英文法の解説
1. I spend my time sitting on the fence (動名詞の慣用表現)
文法: spend time Ving「〜して時間を過ごす」という意味の重要な慣用表現です。sitting は動名詞で、動詞 spend の目的語として使われています。
例文: I spend my time reading books on weekends. (私は週末に本を読んで時間を過ごす。)
2. I'm trying to write the line (現在進行形)
文法: be動詞 + Ving「〜している最中だ」という現在の動作を表す文法です。try to write で「書こうと試みている」という意味になり、今まさに物語のセリフを考えようとしている状況を示します。
3. everything said is a waste of time (過去分詞の形容詞的用法)
文法: everything saidsaid は say の過去分詞で、「言われた」という意味を持ち、everything(全てのこと)を後ろから修飾しています。everything that is said の that is が省略された形です。
4. 'Cause life is well trod (接続詞 'Cause)
文法: 'Cause S V'Cause は Because の口語的な短縮形で、「なぜなら〜だから」と理由を説明するときに使われます。
5. these things, they really don't matter (同格の反復)
文法: 名詞句, they S V主語である these things(これらのこと)の後に、they という代名詞を繰り返すことで、主語を強調する話し言葉(口語)の表現です。
6. There shines a light like dynamite (倒置)
文法: There 動詞 主語通常は A light shines there のような語順ですが、ここでは There の後に動詞 shines が来て、主語 a light が続く倒置が起きています。詩的な表現や強調によく使われます。
7. Sitting on a throne will give a bad back to you (動名詞主語)
文法: Ving + will V文頭の Sitting on a throne は「王座に座ること」という動名詞句で、文全体の主語になっています。「〜することは」という意味を表します。
8. To the days when I was lost and lonely (関係副詞 when)
文法: days when S Vwhen は関係副詞で、直前の名詞 the days(その日々)を説明し、「私が道に迷い、孤独だった(その)日々」という意味になります。
9. Saying what I said (動名詞と名詞節の組み合わせ)
文法: Saying [what S V]Saying は動名詞で「言うこと」、what I said は名詞節で「私が言ったこと」という意味です。このフレーズ全体で「私が言ったことを言うこと」を指しています。
10. There's nothing wrong with my world (There is構文)
文法: There is nothing wrong with...「〜には何も問題がない」という表現です。There is は「〜がある」という存在を表しますが、nothing wrong を伴うことで状態の肯定(問題ない)を意味します。
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