That time one lucky fan with a sign got to come up and play Good Riddance !! 🎥 Ryan Baxley

ライブ概要

公演名:Green Day JAPAN TOUR 2025

日時:2025年2月26日(火)19:00 開演

会場:Kアリーナ横浜(神奈川県)

出演:Green Day、 おとぼけビ~バ~

Green Dayが最新ツアー「JAPAN TOUR 2025」で日本に上陸。2月26日に国内最大級の音楽専用アリーナであるKアリーナ横浜にて、圧巻のパフォーマンスを披露し、日本での最終公演を終えました。本記事では、セットリストやライブの見どころを詳しくレポートします。




セットリスト

Green Day JAPAN TOUR 2025 Kアリーナ横浜のセットリストは以下の通りです。各曲の歌詞、和訳、詳細は、リンクから確認できます。
SE: Bohemian Rhapsody (Queen)

SE: Blitzkrieg Bop (Ramones)

  1. The American Dream Is Killing Me
  2. Welcome To Paradise
  3. Longview
  4. Basket Case
  5. She
  6. Strange Days Are Here To Stay
  7. When I Come Around
  8. Know Your Enemy
  9. Revolution Radio
  10. Dilemma
  11. Coma City
  12. 21 Guns
  13. Minority
  14. Brain Stew
  15. American Idiot
  16. Holiday
  17. Boulevard of Broken Dreams
  18. Are We the Waiting
  19. St. Jimmy
  20. Give Me Novacaine
  21. Letterbomb
  22. Wake Me Up When September Ends
  23. Jesus of Suburbia
  24. Bobby Sox
  25. Good Riddance (Time of Your Life)

ライブの見どころ・MCレポート

圧倒的なオープニング:最新曲での幕開け

Green Dayの2025年日本公演は、「The American Dream Is Killing Me」からスタート。この最新アルバムのリード曲が流れた瞬間、会場全体が一気に熱を帯びた。イントロの不穏なメロディとビリー・ジョー・アームストロングの力強いボーカルに、観客はすぐさま反応。まるで抗議の叫びのように、拳を突き上げるファンが続出した。

続く「Welcome to Paradise」では、懐かしのパンクサウンドが炸裂。イントロのギターリフが響き渡ると、ファンは一斉にジャンプし、90年代のエネルギーが蘇ったかのような盛り上がりを見せた。

ファンと一体になるMC

序盤を駆け抜けた後、ビリー・ジョーが「日本のファンは最高だ!」と叫び、観客を煽る。「ここにいるみんなが、俺たちと同じパンクスピリットを持ってるんだろ?」という言葉に、客席から大歓声が巻き起こる。「長い間待たせたな。でも今夜はその分、最高の夜にするぜ!」という言葉に、ファンの興奮はさらに高まった。

中盤の熱狂:往年の名曲と最新曲の融合

ライブ中盤に差し掛かると、「Longview」が始まり、観客のボルテージはさらに上昇。イントロのベースラインが鳴ると、ファンは一斉にリズムに乗り、ビリー・ジョーはステージ前方に歩み寄りながら観客を煽った。「この曲を歌いたいやつはいるか?」と叫ぶと、最前列のファンがマイクを向けられ、大歓声が沸き起こった。

そこから「Basket Case」へと流れると、会場のボルテージは最高潮に。イントロが始まった瞬間、全員が飛び跳ね、大合唱が巻き起こった。ビリー・ジョーも演奏しながら笑顔を見せ、「まだまだいけるか!?」と叫び、エネルギッシュなパフォーマンスを続けた。

さらに、「Dilemma」や「Revolution Radio」など、新旧織り交ぜた選曲で、ライブの勢いは止まらない。「21 Guns」では会場が一体となり、静寂と熱狂が交錯する瞬間が生まれた。

終盤戦:怒涛のパンクロックメドレー

終盤には、代表曲「American Idiot」が炸裂。イントロのギターが鳴り響くと、ファンの興奮は最高潮に。続けて「Holiday」では、観客全員がサビを合唱し、ビリー・ジョーも「最高の夜だ!」と叫んだ。

Wake Me Up When September Ends」では感動的な瞬間が訪れ、会場全体が静まり返ったかと思うと、最後の「Jesus of Suburbia」で壮大な締めくくりとなった。

感動のラスト:観客とともに奏でる「Good Riddance」

ステージの中央で、一人の観客がアコースティックギターを演奏していた。その手は少し震えていたが、奏でられるメロディは確かに「Good Riddance (Time of Your Life)」だった。

その隣で、ビリー・ジョー・アームストロングが静かに寄り添い、優しい表情で歌い始める。彼の声が会場に響くと、観客たちは息を呑んだように聴き入り、やがてそっと口ずさみ始める。

サビに入る頃には、会場全体がひとつになった。ステージの上でギターを弾く観客の表情にも、次第に自信がみなぎっていく。ビリーはその姿を誇らしげに見つめ、時折アイコンタクトを送りながら歌い続けた。

曲が終わると、ビリーは静かにギターを弾く手元を見つめたあと、その観客の肩を軽く叩き、笑顔で讃えた。会場は大きな拍手と歓声に包まれ、その瞬間、ライブは音楽を超えた特別なものになった。

ライブ総括:一体感と感動の夜

グリーン・デイの2025年日本公演は、音楽と観客との心を通わせる瞬間が散りばめられた、忘れられないライブとなった。オープニングから、彼らは圧倒的なエネルギーを放ち、曲ごとに会場全体を巻き込んでいった。

特にラストの「Good Riddance」の演奏では、ステージに上がった観客とビリー・ジョーが一緒に奏でる姿が、まさにその夜の感動のピークを飾った。観客とアーティストが一体となり、音楽を通じて心が繋がった瞬間、その熱量と喜びは計り知れなかった。

グリーン・デイのライブはただの音楽の祭典ではなく、ファンとアーティストが共有する特別な時間であることを改めて感じさせてくれるものだった。このライブの余韻は、きっと観客の心の中で永遠に残り続けるだろう。