Jackson 5 - I Saw Mommy Kissing Santa Claus (Official Video)

The Jackson 5「I Saw Mommy Kissing Santa Claus」:ママとサンタの秘密

楽曲情報

  • 曲名: I Saw Mommy Kissing Santa Claus (ママがサンタにキスした)
  • アーティスト名: The Jackson 5 (ザ・ジャクソン・ファイヴ)
  • アルバム名、リリース年: Christmas Album (1970年) 他、1970年10月15日レコーディング

楽曲解説:子供の視点から描かれるクリスマスのユーモア

「I Saw Mommy Kissing Santa Claus」は、もともと1952年にリリースされたクラシックなクリスマスソングですが、The Jackson 5による1970年のカバーは、当時のR&Bやファンクの要素を取り入れ、特に幼いMichael Jacksonの愛らしいボーカルによって世界的なヒットとなりました。

テーマ:純粋な誤解と暴露の喜び

歌詞は、クリスマスイブにこっそり階段を降りてきた幼い男の子の視点で展開します。

  • クリスマスの定番シーン: 母親がサンタクロースにキスをしているという、一見ショッキングなシーンが描かれていますが、実際には、父親がサンタの衣装を着ていたという大人には明白な状況に対する、子供の純粋な誤解がユーモラスに表現されています。
  • ミステルトゥーの下で: Underneath the mistletoe(ヤドリギの下で)は、欧米のクリスマスでは「キスをしても許される場所」という慣習を指し、このシーンのロマンチックな背景を設定しています。
  • パパに言いつける: 最後のブリッジ部分で、男の子が「And I'm gonna tell my dad!(パパに言ってやる!)」と息巻く様子は、子供特有の無邪気な暴露の喜びと、その後の父親の反応を想像させ、聴く者に笑いを誘います。
  • tickle Santa Claus: サンタの雪のように白い髭をくすぐる(tickle)という描写は、母親がサンタに対して親密でふざけた態度をとっていることを示しており、母親=サンタクロースの正体は父親であるという含みを強く示唆しています。




歌詞と和訳

I Saw Mommy Kissing Santa Claus

[Intro]
Wow! Mommy's kissing Santa Claus!

[イントロ]
わあ!ママがサンタクロースにキスしてる!

[Verse 1]
I saw mommy kissing Santa Claus (Kissing, kissing, Santa Claus)
Underneath the mistletoe last night
She didn't see me creep
Down the stairs to have a peep
She thought that I was tucked up
In my bedroom, fast asleep

[ヴァース 1]
僕、ママがサンタクロースにキスしているのを見たんだ(キスを、キスを、サンタクロースに)
昨日の夜、ヤドリギの下で
彼女は僕がこっそり
階段を降りて覗き見しているのを見ていなかった
ママは僕がベッドに潜り込んで
寝室でぐっすり眠っていると思っていたんだ

[Chorus]
Then I saw mommy tickle Santa Claus (Tickle, tickle, Santa Claus)
Underneath his beard so snowy white
Oh, what a laugh it would have been
If Daddy had only seen
Mommy kissing Santa Claus last night

[コーラス]
それから僕、ママがサンタクロースをくすぐっているのを見たんだ(くすぐっている、くすぐっている、サンタクロースを)
雪のように白い髭の下をね
ああ、パパがもし見ていたら
どれだけ大笑いしただろう
ママがサンタクロースにキスしているのを、昨日の夜

[Bridge]
(He saw mommy kissing, kissing, kissing, Santa Claus)
I did! I really did see mommy kissing Santa Claus
And I'm gonna tell my dad

[ブリッジ]
(彼、ママがキスしているのを見たんだ、キスしている、サンタクロースに)
見たんだ!本当に見たんだ、ママがサンタクロースにキスしているのを
そして、僕、パパに言ってやるんだ

[Verse 2]
Then I saw mommy tickle Santa Claus (Tickle, tickle, Santa Claus)
Underneath his beard so snowy white
Oh, what a laugh it would have been
If Daddy had only seen
Mommy kissing Santa Claus last night
Oh, what a laugh it would have been
If Daddy had only seen
Mommy kissing Santa Claus last night

[ヴァース 2]
それから僕、ママがサンタクロースをくすぐっているのを見たんだ(くすぐっている、くすぐっている、サンタクロースを)
雪のように白い髭の下をね
ああ、パパがもし見ていたら
どれだけ大笑いしただろう
ママがサンタクロースにキスしているのを、昨日の夜
ああ、パパがもし見ていたら
どれだけ大笑いしただろう
ママがサンタクロースにキスしているのを、昨日の夜

[Bridge]
I did! I did! I really did see mommy kissing Santa Claus
You gotta believe me! You just gotta believe me!
Come on, fellas, believe me!
You just gotta believe me! (I told you, I told you)
Come on, you gotta believe me!
I did!

[ブリッジ]
見たんだ!見たんだ!本当にママがサンタクロースにキスしているのを見たんだ
信じてよ!信じてくれなきゃダメだよ!
ねえ、みんな、信じてよ!
信じてくれなきゃダメだよ!(言っただろ、言っただろ)
ねえ、信じてよ!
見たんだ!

主な英単語の解説

  • mistletoe: 「ヤドリギ」のことです。欧米では、クリスマスの時期にヤドリギの下で出会った男女はキスをするという慣習があります。
  • creep (down the stairs): 動詞 creep は「こっそり動く」「忍び足で進む」という意味です。子供が親に気づかれないように階段を降りる様子を描写しています。
  • have a peep: peep は「ちらっと覗くこと」「覗き見」という意味です。動詞 have と組み合わせて使われます。
  • tucked up: tuck up は「(子供などを)ベッドにきちんと寝かせる」「くるむ」という意味で、愛情を込めて寝かしつける様子を表します。
  • fast asleep: fast はここでは「ぐっすりと」「深く」という意味の副詞です。熟睡している状態を強調します。
  • tickle: 動詞で「くすぐる」という意味です。この動作が、ママとサンタ(パパ)の親密な関係を示唆しています。
  • snowy white: 「雪のように白い」という意味です。サンタクロースの白い髭を形容するのに使われています。
  • What a laugh: What a + 名詞 の形で、「なんて面白いこと」「なんて笑えること」という意味の感嘆表現です。
  • gonna: going to の口語的な短縮形で、「〜するつもりだ」「〜だろう」という未来の意思を表します。
  • tell my dad: tell は「(誰か)に(何か)を話す」「告げ口する」という意味です。
  • You gotta believe me: gotta は have got to の短縮・スラング表現で、「〜しなければならない」という意味です。ここでは「僕を信じなきゃダメだ」と必死に訴えています。
  • fellas: fellows の口語的な短縮・複数形で、「みんな」「友人たち」といった意味で呼びかけるときに使われます。

主な英文法の解説

  • I saw mommy kissing Santa Claus: see + O + 動詞のing形(現在分詞)の知覚動詞の構文です。「Oが〜しているのを見た」という意味で、動作の最中を強調しています。
  • She didn't see me creep / Down the stairs to have a peep: see + O + 動詞の原形 の構文です。ここでは「Oが〜するのを見なかった」という意味です。creep と have a peep はそれぞれ動詞の原形で、動詞 see の目的語である me の動作を示しています。
  • She thought that I was tucked up: think that S + V の形で、「〜だと思った」という思考の内容を表しています。接続詞 that は省略されることも多いですが、ここでは明確に表現されています。
  • Oh, what a laugh it would have been: What a laugh は感嘆文です。続く it would have been は仮定法過去完了の一部で、「もし〜だったら、それはどれだけ笑い事になっていただろう」という、過去の事実に反する仮定を表しています。
  • If Daddy had only seen: If S had only Vp.p. も仮定法過去完了の If節です。only を入れることで、「もしあの時パパが見てさえいたら」という強い願望や残念な気持ちを表現しています。
  • I really did see mommy kissing Santa Claus: did + 動詞の原形 は、過去形の動詞を強調する表現です。「本当に見たんだ」と、聞き手に対する信憑性を高めようとしています。
  • I'm gonna tell my dad: gonna は going to の短縮形で、be going to が「〜するつもりだ」という近い未来の意思や計画を表しています。
  • You gotta believe me: gotta は have got to の短縮・スラング表現で、「〜しなければならない」という強い義務や要求を表しています。ここでは、子供が必死に自分の主張を信じさせようとする気持ちを反映しています。