Isn't She Lovely

Stevie Wonder「Isn’t She Lovely」:娘の誕生を祝う永遠の愛の歌

楽曲情報

  • 曲名: Isn’t She Lovely (イズント・シー・ラヴリー)
  • アーティスト名: Stevie Wonder (スティーヴィー・ワンダー)
  • アルバム名、リリース年: Songs in the Key of Life (1976年) 他、1976年9月28日リリース
  • トラック番号: 45
  • プロデューサー: Stevie Wonder

楽曲解説:父の愛と歓喜を込めた名曲

「Isn’t She Lovely」は、Stevie Wonderが最初の子供である娘のアイシャ・モーリス(Aisha Morris)の誕生を祝って書いた曲です。この曲は、曲の冒頭と終わりに娘の産声や父親との戯れ声が入っていることで知られており、誕生の瞬間の喜びとリアリティを音楽に取り込んでいます。

テーマ:愛の結晶と人生の祝福

歌詞全体を通して、生まれたばかりの娘に対する父親の純粋な愛と、その存在に対する感謝の念が溢れています。

  • 感嘆の連続: 「Isn't she lovely?」「Isn't she wonderful?」「Isn't she precious?」といった感嘆符の連続は、生まれたばかりの娘の姿を見た時の圧倒的な感動と喜びを表現しています。
  • 時間の強調: 「Less than one minute old」(生まれてから1分も経っていない)というフレーズは、誕生直後の感動的な瞬間を切り取っています。
  • 神と愛の賜物: 「I never thought through love, we'd be making one as lovely as she」や「We have been heaven blessed」といった表現は、娘の誕生が単なる人間の行為ではなく、愛と神によってもたらされた奇跡であることを示しています。
  • 娘の名前: ヴァース3で「Life is Aisha, The meaning of her name」と、娘の名前「アイシャ(Aisha)」に言及しています。アイシャはアラビア語で「生命」「生きている者」を意味し、その名前の通り、娘の誕生が彼にとって人生そのものであると歌っています。




歌詞と和訳

Isn’t She Lovely

[Verse 1]
Isn't she lovely?
Isn't she wonderful?
Isn't she precious?
Less than one minute old
I never thought through love, we'd be
Making one as lovely as she
But isn't she lovely? Made from love

[ヴァース 1]
彼女は可愛らしくないかい?
彼女は素晴らしくないかい?
彼女は愛おしくないかい?
生まれてまだ1分も経っていないんだ
愛を通して、僕たちが
彼女のように可愛らしい子を作るなんて、考えもしなかった
ああ、彼女は可愛らしくないかい?愛から生まれたんだ

[Verse 2]
Isn't she pretty?
Truly the angel's best
Boy, I'm so happy
We have been heaven blessed
I can't believe what God has done
Through us, He's given life to one
But isn't she lovely? Made from love

[ヴァース 2]
彼女は綺麗じゃないかい?
本当に天使の最高傑作だ
ああ、僕はなんて幸せなんだ
僕たちは天国から祝福されたんだ
神が成し遂げてくれたことが信じられない
僕たちを通して、彼は一つの命を与えてくれた
ああ、彼女は可愛らしくないかい?愛から生まれたんだ

[Harmonica Solo]

[ハーモニカ・ソロ]

[Verse 3]
Isn't she lovely?
Life and love are the same
Life is Aisha
The meaning of her name
Londie, it could have not been done
Without you who conceived the one
That's so very lovely, made from love

[ヴァース 3]
彼女は可愛らしくないかい?
命と愛は同じなんだ
命とはアイシャ
それが彼女の名前に込められた意味
ロンディ、それは成し遂げられなかっただろう
この命を宿してくれた君なしには
とても可愛らしい、愛から生まれたこの命は

[Instrumental Outro]

[インストゥルメンタル・アウトロ]

主な英単語の解説

  • lovely: 「可愛らしい」「美しい」という意味です。感嘆の気持ちを込めて使われる、愛情深い表現です。
  • wonderful: 「素晴らしい」「驚くべき」という意味です。娘の存在自体が奇跡的であるという感動を表します。
  • precious: 「貴重な」「かけがえのない」「愛おしい」という意味です。娘を宝物のように大切に思う気持ちが込められています。
  • less than one minute old: 「生まれて1分未満の」という意味です。誕生の瞬間がいかに新鮮で感動的であったかを強調しています。
  • through love: 「愛を通して」「愛の力によって」という意味です。愛が娘の誕生という奇跡をもたらしたことを示しています。
  • pretty: 「きれいな」「かわいらしい」という意味です。lovely と同様に、外見に対する素直な称賛を表します。
  • heaven blessed: 「天に祝福された」「天の恵みを受けた」という意味です。娘の誕生が神聖な贈り物であることを示唆しています。
  • given life to one: give life to... で「〜に命を与える」という意味です。ここでは神(He)が両親を通して一つの命を与えたと歌っています。
  • Aisha: スティーヴィー・ワンダーの娘の名前です。アラビア語で「生命」「生きている者」を意味します。
  • meaning of her name: 「彼女の名前の意味」です。娘の名前の持つ意義が、この曲のテーマである「Life and love」に直結していることを説明しています。
  • Londie: 娘の母親であるユリエンダ・ハーディ(Syreeta Wright, 後の妻)の愛称である可能性が高いです。you who conceived the one と呼ばれています。
  • conceive: 動詞で「(子を)宿す」「妊娠する」という意味です。

主な英文法の解説

  • Isn't she lovely?: Isn't she... は否定疑問文の形式を取っていますが、これは相手に同意を求めるための強い感嘆表現です。「彼女は本当に可愛らしいでしょう?」という感動を表しています。
  • Less than one minute old: less than... は「〜未満」という意味です。動詞が省略された表現(She is less than one minute old.)で、詩的な簡潔さを生み出しています。
  • I never thought through love, we'd be making one as lovely as she: we'd be makingwe would be making の短縮形で、ここでは未来に対する過去の想像を述べています。as lovely as she は「彼女と同じくらい可愛らしい」という比較の表現です。
  • We have been heaven blessed: have been + 過去分詞 で、現在完了形の受動態です。「私たちは天に祝福され続けている」という、現在まで続く恩恵を表しています。
  • I can't believe what God has done: what は関係代名詞で、「神が成し遂げたこと」という意味です。has done は現在完了形で、過去の行為が現在に影響を与えていることを示します。
  • He's given life to one: He's givenHe has given の短縮形で、これも現在完了形です。神が命を与えたという行為が、娘の存在として今ここにあることを強調しています。
  • it could have not been done: could have not been done は助動詞の過去完了形(仮定法過去完了)の受動態です。「〜は成し遂げられなかっただろう」と、過去の事実に反する仮定を示しており、妻への感謝を述べるために使われています。
  • Without you who conceived the one: Without + 名詞(あなたなしには)の後に関係代名詞 who が続き、you(あなた)を修飾しています。the one は「その子(娘)」を指しています。