Soldier On
Soldier On / Oasis - ソルジャー・オン / オアシス (2008年) の歌詞日本語訳です。
楽曲の解説
"Soldier On" は、Oasis の2008年のアルバム Dig Out Your Soul に収録された楽曲で、リードボーカルのリアム・ギャラガーが手掛けています。この曲は、アルバムの最後に位置しており、その後のバンド解散を予期させるかのような、メロウで内省的なミッドテンポのロックです。解説にある通り、この曲のテーマは「頑張り続けること」、つまり困難な状況でも耐え抜き、前進し続けることです。リアムの歌声は穏やかで、バンドのキャリア終盤における疲労感と、それでもなお進まなければならないという決意が混ざり合ったような複雑な感情を表現しています。
歌詞は、親しい人(friend of mine)への別れの挨拶と励ましの言葉で構成されています。「Hold the line」(持ちこたえろ)や「Soldier on」(耐え抜け、進め)というフレーズは、困難な「旅」を続けるための勇気づけであり、永遠の終わりを予感させながらも、生き続けることの重要性を静かに訴えかけています。
語り手である「俺」は、「友よ」と呼びかける相手に対し、別れを告げながらも、人生という戦いを「耐え抜け」と励ましています。彼は、自分自身が去ることを示唆しつつ(I'll be gone)、相手には希望を忘れず、生き続けることを強く望んでいます。これは、自己の終わりや変化を受け入れつつも、大切な人には戦い続けることを託す、静かで深いメッセージです。
歌詞と和訳
[Verse 1]
Hold the line, friend of mineSing a song, soldier on
Shine a light for me tonight
Don't be long, soldier on
持ちこたえろ、俺の友よ
歌を歌え、耐え抜いて進め
今夜、俺のために光を灯してくれ
長くはかからないだろう、耐え抜いて進め
[Refrain]
La, la-ahLa, la-ah
La, la-ah
La, la-ah
ラ、ラア
ラ、ラア
ラ、ラア
ラ、ラア
[Verse 2]
Who's to say that you were rightAnd I was wrong, soldier on
Come the day, come the night
I'll be gone, soldier on
誰が、お前が正しくて
俺が間違っていたと言えるだろう、耐え抜いて進め
昼が来ようと、夜が来ようと
俺は去ってしまうだろう、耐え抜いて進め
[Refrain]
La, la-ahLa, la-ah
La, la-ah
La, la-ah
ラ、ラア
ラ、ラア
ラ、ラア
ラ、ラア
[Chorus]
Soldier on, soldier onSoldier on, soldier on
Soldier on, soldier on
Soldier on, soldier on
Soldier on, soldier on
Soldier on, soldier on
耐え抜け、進め、耐え抜け、進め
耐え抜け、進め、耐え抜け、進め
耐え抜け、進め、耐え抜け、進め
耐え抜け、進め、耐え抜け、進め
耐え抜け、進め、耐え抜け、進め
耐え抜け、進め、耐え抜け、進め
[Chorus]
Soldier on, soldier onSoldier on, soldier on
Soldier on, soldier on
Soldier on, soldier on
Soldier on, soldier on
Soldier on, soldier on
Soldier on, soldier on
Soldier on, soldier on
耐え抜け、進め、耐え抜け、進め
耐え抜け、進め、耐え抜け、進め
耐え抜け、進め、耐え抜け、進め
耐え抜け、進め、耐え抜け、進め
耐え抜け、進め、耐え抜け、進め
耐え抜け、進め、耐え抜け、進め
耐え抜け、進め、耐え抜け、進め
耐え抜け、進め、耐え抜け、進め
[Outro]
(アウトロ - 繰り返し、フェイドアウト)
英単語と英文法の解説
初心者の方にも分かりやすいように、優しく詳しく解説をします。英単語の解説
1. Hold the line
意味: 「持ちこたえる」「電話を切らずに待つ」「立場を維持する」ここでは「戦線を維持する」という軍事的な意味合いから転じて、「困難な状況でも耐え抜け、諦めるな」という強い励ましや指示として使われています。
例文: The general told his troops to hold the line at all costs. (将軍は部隊に何としても持ちこたえるよう命じた。)
2. Friend of mine
意味: 「私の友達の一人」a friend of mine の a が省略された形で、「俺の友達よ」と親しい相手に呼びかけるときの表現です。of mine は「私のもの」という意味で、所有を表します。
例文: I met an old friend of mine at the station. (駅で昔の友達の一人に会った。)
3. Soldier on
意味: 「耐え抜く」「苦難にもめげずに頑張り続ける」soldier(兵士)が on(継続)するという意味で、痛みや困難があっても、文句を言わずに前に進み続けるという強い意志を表す句動詞です。この曲の主題です。
例文: Even though he was sick, he decided to soldier on and finish the race. (彼は病気だったが、頑張り続けてレースを完走すると決めた。)
4. Shine a light
意味: 「光を当てる」「希望を与える」「明らかにする」ここでは「Shine a light for me tonight」(今夜、俺のために光を灯してくれ)として、相手に希望や導きを与えてほしい、あるいは自分を忘れないでほしいという願いが込められています。
例文: The reporter tried to shine a light on the hidden truth. (記者は隠された真実を明らかにしようとした。)
5. Don't be long
意味: 「長くならないで」「早く戻ってきて」be long は「時間がかかる」という意味です。Don't be long は、「別れは長引かせないでほしい」、あるいは「すぐに帰ってきてほしい」という親愛の情や切なさを含んだ表現です。
例文: Hurry up and get the milk! Don't be long! (急いで牛乳を買ってきて!あまり長くかからないでね!)
6. Who's to say
意味: 「誰が〜と言えようか」「誰にもわからない」Who is to say の短縮形で、「断定できる人はいない」という強い否定のニュアンスを含む慣用的な疑問文です。ここでは、過去の正誤を誰も判断できないと語っています。
例文: Who's to say that he won't be famous one day? (彼がいつか有名にならないなんて、誰が言えるだろうか?)
7. Right / Wrong
意味: Right(正しい、間違っていない)、Wrong(間違っている、不正な)You were right / I was wrong は、過去の行動や判断の正当性について対比させています。
8. I'll be gone
意味: 「私は行ってしまうだろう」「いなくなるだろう」be gone は「去っている状態、なくなっている状態」を意味します。I'll be gone は、話者が遠くへ去る、あるいは人生を終えるという、別れや不在を予感させる、この曲の核心的なフレーズです。
例文: By the time you wake up, the snow will be gone. (君が目を覚ます頃には、雪はなくなっているだろう。)
9. Come the day, come the night
意味: 「昼が来ようと、夜が来ようと」「いついかなる時でも」Come が動詞の原形で文頭に置かれた慣用的な表現で、「〜が来ると/来ても」という意味になります。時間の経過や、状況の変化にかかわらず、というニュアンスを強調しています。
英文法の解説
1. Hold the line, Sing a song (命令文)
文法: 動詞の原形から始まる文主語(You)を省略し、動詞の原形から始まる命令文です。相手に対して行動を促したり、指示を出したりするときに使われます。この曲全体で、聴衆や友人に向けた強い呼びかけとして使われています。
例文: Open the window, please. (窓を開けてください。)
2. Don't be long (否定の命令文)
文法: Don't be + 形容詞Don't(〜するな)で始まる否定の命令文です。be long の long は「長い」という形容詞です。ここでは「長い状態になるな」という意味で使われています。
例文: Don't be late for the meeting. (会議に遅れないでください。)
3. Who's to say (不定詞の形容詞的用法)
文法: Who is to + 動詞の原形be動詞 + to 不定詞 が「〜すべき」「〜する運命の」という未来や義務を示す形容詞的用法として使われています。ここでは「誰が言うべき立場にあるのか?」という強い疑問と反論を示しています。
例文: He is to be the next president. (彼が次の大統領になる予定だ。)
4. that you were right... (接続詞 that の導く名詞節)
文法: say that S Vthat は接続詞で、動詞 say(言う)の目的語となる名詞節を導いています。that 以下全体が「言われる内容」となります。
例文: I think that he is a good person. (私は彼が良い人だと考えている。)
5. Come the day, come the night (接続詞としての Come)
文法: Come + 名詞Come が接続詞のように働き、「〜が来たときには」という時を表す表現として使われることがあります。ここでは時間の経過、特に困難な未来を指します。
6. I was wrong (be動詞の過去形)
文法: I + was + 形容詞be動詞 の過去形である was が使われ、過去の状態や判断について述べています。
7. I'll be gone (助動詞 will の短縮形)
文法: I'll (I will) + be goneI'll は I will の短縮形で、will は「〜だろう」という未来や意志を表す助動詞です。話者が未来に去るという決定的な出来事を述べています。
8. for me tonight (前置詞 for)
文法: for + 人for は「〜のために」という目的や利益を示す前置詞です。Shine a light for me で「私のために光を灯してくれ」と、相手の行動の恩恵を受けるのが自分であることを示しています。
9. be long (形容詞 long の用法)
文法: be + longlong は「長い」という形容詞で、時間や距離の長さを表します。Don't be long で「長い時間、(不在の状態に)なるな」という意味になります。
10. Refrain / Chorus (歌詞の構造)
文法: 歌詞の構成要素Refrain(リフレイン)は、曲中で繰り返される短いフレーズやメロディで、曲に統一感を与えます。Chorus(コーラス)は、曲の中で最も繰り返され、印象的な、主題を歌う部分です。
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